- 花束をプレゼントしたいけど買い方がわからない
- イメージ通りの花束を作ってもらうにはどうすればいい?
- 予算が少ないと小さな花束しか買えない?
記念日のお祝いやプロポーズ、退職祝いなどに欠かせない花束。誕生日や母の日のプレゼントなどにも喜ばれます。しかし、花を買い慣れていない人は、花束の買い方がわからなくて悩んでしまうかもしれません。
普段花を買わない人にとって、花束のイメージを店員さんに伝えるのは難しいもの。
そこで今回は、花束を買うときのポイントを詳しく解説します。また、忙しくて花屋に行けない方に便利なネット購入のメリット・デメリットについてもお伝えします。
本記事を読めば、花束を買うときに伝えるべきポイントがわかるため、希望通りの花束を作ってもらえるようになります。花束の買い方がわからなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
花に詳しくない場合、失敗しないためにはプロの人にお任せするのがベスト。特にオンラインショップだと、パッケージ化されたフラワーギフトがズラリと並んでいるので、初心者の方にオススメです。
花束を購入するなら実店舗かオンラインショップ
花束の買い方には、主に次の2つの方法があります。
- 実店舗に足を運んで購入する
- ネットで注文する
実店舗に足を運んで購入する
自宅や職場の近くに花屋があるなら、直接来店して花束を注文できます。花に詳しくない方は花屋に行くだけで緊張するかもしれませんが、実物を見ながら店員さんに要望を伝えたら、希望に沿った花束を作ってくれるでしょう。
また、細かい要望がある方も、店員さんと直接コミュニケーションをとりながら花束を作ってもらえる実店舗での購入がおすすめです。今日すぐに花束がほしいときも実店舗であれば対応してもらえる可能性があります。
ただ、どのような花束が完成するかは仕上がってからでなければわかりません。仕上がりの大きさやラッピングなどについて、気になることは最初に尋ねておきましょう。
ネットで注文する
ネットで注文して配送してもらう方法もあります。スマホやパソコンがあればいつでもどこでも注文できるので、近くに花屋がない方や、営業時間内に買いに行けない方におすすめの方法です。
ネットでの注文は、画像を確認しながら選べるため、どのような花が届くかイメージしやすいというメリットがあります。一方で、安すぎる花は実際に届いてみると思ったほどボリュームがないということも。口コミは個人の意見なのですべて鵜呑みにできませんが、参考程度に確認しておいた方がよいでしょう。
忙しい方や、渡す日までに余裕がある方は、ネットでの注文を検討してみましょう。
花束の買い方は?注文時に伝えたい7つのこと
花束を買うときは、店員さんに次の情報を伝えると希望通りの花束を作ってもらえます。
- 予算
- 用途
- 希望する花
- 色
- 花束のタイプ
- 贈る相手の情報
- いつ渡すか
予算
花束の金額は、花の種類や本数などによって決まります。あらかじめ予算を伝えておけば、予算に応じた花束を作ってもらえます。
プレゼントやお祝で贈る花束の相場は3,000円〜15,000円です。予算別のおおまかな目安は以下の通り。
金額 | イメージ |
3,000円 | やや小さめでカジュアルな印象。 |
5,000円 | 一般的なサイズで、ほどよいボリュームがある。 |
8,000円 | 女性が両手で抱えるくらいのボリューム。大切な記念日などにおすすめ。 |
10,000円 | ボリュームがあって華やかな印象。特別なお祝いなどにおすすめ。 |
15,000円 | 特別感があって豪華な印象。ビジネスシーンにおすすめ。 |
予算は渡す相手との関係性や用途に合わせて設定しましょう。
3,000円は人気の価格帯ですが、やや小さめの花束なので友達への誕生日プレゼントにおすすめです。上司の送別会は感謝の気持ちを込めた大きな花束が好まれるため、5,000円程度が一般的。定年退職する上司へは10,000円が相場です。
また、発表会や講演会には5,000円〜10,000円のボリュームがあって見栄えがよい花束が適しています。
予算を伝えてボリュームを確認しておきましょう
花の価格はお店によって違うため、料金の割にはボリュームが控えめに仕上がることも。実際に花束が出来上がってから「思ったより小さい」と感じても、時すでに遅し。
作ってもらう前に「予算○○○○円だとどのくらいの大きさになりますか?」と確認しておくことをおすすめします。
例えばトルコキキョウ、バラ、ダリアなどは人気がありますが、比較的価格が高い傾向です。花の種類よりボリュームを重視したい方は花の種類や色を指定せず「○○○○円の予算でボリュームがある花束を作ってください」と伝えておきましょう。
用途
誕生日、送別会、退職祝い、結婚記念日、プロポーズなど、花束を贈る用途を具体的に伝えましょう。基本的には好きな花を贈って大丈夫ですが、用途によっては避けた方がよい花もあります。
花屋さんも用途がわからなければ、花の選び方や配色に困るため、用途を伝えることは大切です。
例えば、新築祝いには「炎」を連想させる赤い花はタブーとされています。また、食事の席やお見舞いで渡す花は、ユリやフリージアなど香りの強い花を避けるのがマナーです。
用途を伝えておけば、贈るシーンにふさわしい花束を作ってもらえるでしょう。
希望する花
「バラを入れてほしい」など、入れたい花がある場合は伝えておきましょう。贈る相手が好きな花がわかっているときや、花言葉に想いを託したいときにおすすめです。
ただし花の種類によって値段が違うため、価格が高い花を希望すると予算内に収まらないか、思ったより小さな花束になる可能性もあります。
強い希望がない場合はおまかせする方がベター
特にに希望がない場合は、色や花束のイメージだけ希望を伝えて、あとはおまかせにした方が予算内でボリュームある花束を作ってもらえます。
色
「ピンク系」「黄色やオレンジ系」「白とグリーン」など、花束の色のイメージを伝えておくのもおすすめです。また、色だけでなく「可愛くしてほしい」「明るい感じにしてほしい」「エレガントにしてほしい」など、希望するイメージを伝えると、そのイメージに合わせて作ってもらえます。
花束のタイプ
花束は大きく分けると次の2つのタイプがあります。
- ロングタイプ(ワンサイドブーケ)
- ブーケタイプ(ラウンドブーケ)
ロングタイプとは縦長の花束で、一般的に花束といえばこちらを指します。片側からきれいに見えるように束ねられており、もう一方の片側はラッピングペーパーなどで覆われているため、抱えやすく置きやすいことが特徴です。
長さとボリュームがあって豪華に見えるため、式典や送別会など人前で手渡しする用途に向いています。
一方、ブーケタイプは丈が短く、全体的に丸いタイプに仕上げています。ロングタイプとは異なり、どこから見ても美しく見えるように束ねられています。
持ち運びしやすく可愛らしい印象なので、女性へのプレゼントにおすすめです。360度どこから見ても美しく見えるように束ねられているため、必然的に花の本数が多くなり、価格が高めになることがあります。
贈る相手の情報
花束を贈る相手の性別や年代、イメージなどの情報も伝えておきましょう。男性向きの色、女性向きの色などを考慮して花束を作ってもらえます。
また、贈る相手の好きな色がわかっているときは伝えておきましょう。相手の好みに合わせた素敵な花束を作ってもらえます。
いつ渡すか
花束を買うときは、いつ渡すのか伝えておくことも大切なポイントです。
渡す直前に花束を買いに行く人もいれば、数時間前に買う人、前日に買う人など、花束を買ってから渡すまでの時間は人それぞれ。いつ渡すか伝えておけば、渡すタイミングでもっともきれいに咲く花を選んで花束を作ってもらえます。
花束はできるだけ当日に渡す方がよいのですが、明日渡す花束を買っておく場合は、その旨を伝えておきましょう。傷みやすい花を避けたり、切り口に多めに水を入れたりして、花が長持ちするよう工夫してもらえます。
花束を買うときは予約した方がいい理由
花束は当日注文でも購入できます。しかし、イメージ通りの花束を購入するには、事前予約がおすすめ。予約をおすすめする主な理由は次の2つです。
- 希望する花を仕入れてもらえる
- 待たずに購入できる
希望する花を仕入れてもらえる
事前に予約しておけば希望する花を仕入れてもらえるため、イメージ通りの花束に仕上げてもらえます。入れてほしい花の種類や色が決まっている方は、できるだけ3日前までに予約しておきましょう。
花屋の在庫に注意
予約していなければ、当日店頭に並んでいる花の中から作ってもらうことになるため、希望する花や色がない可能性も。プロポーズでバラの花束を贈りたいのに、希望する本数に足りないこともあり得ます。
希望通りの花束に仕上げてもらうためにも、できるだけ予約しておきましょう。
待たずに購入できる
事前に受取日と時間を予約しておけば、当日は待たずに購入できます。
お店の混雑状況やスタッフの人数にもよりますが、花束を作ってもらうには15〜20分程度かかるため、待ち時間が必要です。花束の予算が高い場合は花の数も増えるため、さらに時間がかかります。
また、母の日や送別会シーズンなど、繁忙期に予約なしではかなり待つことになるでしょう。花屋さんは配達に出なくてはいけないときもあるため、予約なしでは注文を断られることもあります。
花束を渡す日が事前に決まっているなら、早めに予約しておきましょう。
花束はネットで購入するのもおすすめ
忙しくて花屋に買いに行けない方は、ネットで購入するのもおすすめです。通販で花を取り扱っている店は多いので、忙しい人でもスマホやパソコンを使えば手軽に購入できます。
ネットで購入すれば、店舗に足を運ばなくてすむこと以外にも以下のメリットがあります。
- 画像があるので仕上がりイメージがわかりやすい
- 豊富な種類の中から比較して選びやすい
- 24時間いつでも購入できる
花屋さんにほとんど行ったことがない人にとって、花束を買いに行くことは勇気がいることかもしれません。ネット購入は実店舗ほどハードルが高くないため、自宅で落ち着いてイメージに合った花束を選べます。
花束をネットで購入するデメリット
花束をネットで購入することにはメリットが多いものの、次のようなデメリットもあります。
- 相談しながら選べない
- 実物を見て決められない
- 想像していたものと違う可能性がある
- 配達に日数がかかることがある
相談しながら選べない
実店舗で購入するときは、店員さんに相談しながら予算内で希望に応じた花束を作ってもらえます。
しかし、ネットで購入する場合は店員さんとコミュニケーションをとれないため、花束を買い慣れていない人はどれを買うか迷ってしまうことも。
オンラインショップはパッケージ商品がオススメ
ネット上で購入する場合は、決まった種類の花がまとまっている『パッケージ商品』がオススメ。プロが見栄えを意識し、花の種類を厳選しているので、初心者でも失敗することがありません。
具体的にはオンラインショップのホームページをご覧いただけるとわかりやすいです。
実物を見て決められない
実店舗に足を運べば実物を見ることができるので「この花を入れてほしい」と希望を伝えることも可能です。
一方、ネットで購入する場合、花束の画像は見られても花の実物は見られません。実物を見ずに決めなくてはいけないことがデメリットといえるでしょう。
想像していたものと違う可能性がある
ネットでの購入は花束の画像を見て選べますが、届いた花がイメージしていたものと違う可能性もあります。「思っていたより小さい」といった不満をなくすには、サイズなどがしっかり記載されているネットショップを選ぶことが大切です。
配達に日数がかかることがある
注文してから発送までに日数がかかるネットショップもあります。配達にどのくらいの日数がかかるか確認してから注文しましょう。ネットショップの中には当日対応してもらえるところもあるため、急ぐ場合は確認が必要です。
ネットで購入するなら生花以外もあり!
フラワーギフトをネットで購入するなら、生花以外にも選択肢の幅が広がります。美しさを長くキープしてお手入れいらずのフラワーギフトとして次の2つが人気です。
- プリザーブドフラワー
- ハーバリウム
生花がメインの花屋に比べるとネットは種類が豊富です。自宅でゆっくりと比較しながら選べるので、花屋よりネット購入がおすすめです。
プリザーブドフラワー
近年、枯れない花として注目を集めているのがプリザーブドフラワー。誕生日や送別会など、生花の花束の代わりに贈る人が増えています。
プリザーブドフラワーとは、生花がもっとも美しく咲いた時期に色素を抜き、特殊な加工を施したものです。見た目や質感は生花そのものなので、記念として長く残したい贈り物に向いています。
また、水やりの手間がかからないため、忙しい方へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。
プリザーブドフラワーは永久保存できるわけではありませんが、2年前後日持ちします。高温多湿な環境にならないよう注意し、直射日光やエアコンの風が直接当たらないように気をつけていれば、もう少し寿命を伸ばせるでしょう。
花屋でも取り扱いがありますが、ネットショップの方が豊富な種類が揃っています。フラワーギフトにプリザーブドフラワーを選べば、早めに準備しておいても生花のように萎れる心配や管理の手間がかかりません。
高価なものは10万円以上するものもありますが、プレゼントの価格相場は3,000円〜20,000円程度です。誕生日や記念日、お祝いなどにプリザーブドフラワーを贈ると喜んでもらえるでしょう。
ハーバリウム
ハーバリウムとは、プリザーブドフラワーやドライフラワーを専用のオイルと一緒にボトルに入れたものです。光に当たるとキラキラした幻想的な美しさを楽しめます。
ハーバリウムはお手入れなど一切必要ないのに、美しさを長期間保てるため、インテリアフラワーとして人気があります。
誕生日やクリスマスなどに花をプレゼントしたいとき、ハーバリウムなら持ち運びも簡単。忙しくて花の手入れが難しい人や、花瓶を持っていない人にも喜んでもらえるでしょう。
花屋や雑貨店などでも販売されていますが、ネットショップでは豊富な種類が販売されています。価格相場は2,000円〜5,000円程度なので、ちょっとしたお礼や誕生日のプレゼントなどにおすすめです。
注文方法を押さえて花束のプレゼントに挑戦しよう
この記事では、花束の買い方について解説しました。
花束を買うときに店員さんに相談しながら決めたい方や、こだわりが多い方は花屋の実店舗で購入するのがよいでしょう。一方、近所に花屋がない方や忙しい方、画像を参考にして選びたい方にはネット購入がおすすめです。
また、ネットで購入する場合は選択肢が広がるので、プリザーブドフラワーやハーバリウムなど花束以外のフラワーギフトもおすすめです
最近は花束の代わりにプリザーブドフラワーを選ぶ人も増えています。手間いらずで美しさが長持ちするため、贈る方に負担をかけずに長く楽しんでもらえるでしょう。
大切な方へのお祝いや感謝の気持ちを表すのにフラワーギフトは最適です。贈るシーンに合わせて相手が喜びそうなフラワーギフトを贈りましょう。